配信や動画で FaceRig を使って Linve2D モデルを動かす!

※今更ですが、今年2021年で販売終了してしまうかもしれないFaceRigについての備忘録を書きます。AnimazeというFaceRigの後継ソフトが公開されています。しかしながら、FaceRig は買い切りなのに対して、Animazeはサブスクリプション制(無料版もあるらしい)となっています。もしかすると、今のうちにFaceRigを買っておくというのも手かもしれません。なお、すでにFaceRigを所有している場合は、Animazeのサブスクリプションが自動的に割引されるとのことです。

(有料)FaceRigとFaceRig Live2D Moduleをインストールする

まずはSteamでFaceRigを手に入れます。SteamでFaceRigと検索に入れて選択します。 f:id:NeconoDiary:20210826173202p:plain

少し下の方にスクロールして、通常価格は1480円です。セールで割引されます。 f:id:NeconoDiary:20210826173230p:plain

FaceRigでLive2Dモデルを使うには、追加でFaceRig Live2D Moduleが必要になります。さらに下の方にスクロールして「すべてを見る」をクリックすると表示されます。通常価格は398円です。こちらもセールで割引があります。 f:id:NeconoDiary:20210826173249p:plain

FaceRigとFaceRig Live2D ModuleをインストールしてFaceRigの準備は完了です。

Live2Dモデルを導入する

FaceRigのObjectsフォルダにLive2Dモデルのデータをコピーします。その際にFaceRig用のファイルが追加で必要になります。詳しい内容は他のサイトにお任せします。

デフォルトでは下記のフォルダになります。(FaceRigのインストール先により異なります)

C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\FaceRig\Mod\VP\PC_CustomData\Objects

Live2Dモデルは自作するか『nizima』や他のwebサイトから入手しましょう。FaceRig対応と書いてあるならFaceRig用のファイルも一式入っている・・・と思います。

『nizima』https://nizima.com/

準備ができたらFaceRigを起動します。

Live2Dモデルの作り方は余裕があったら別の記事で書こうと思います。

FaceRigを起動する

このような画面が表示されます。Options(オプション)を選択して、下にスクロールするとLive2D Render Qualityがあります。パソコンの性能と相談して調整ですが、UberHighをお勧めします。 f:id:NeconoDiary:20210826173309p:plain

LAUNCHを押して、モデルの表示画面を起動します。起動に時間が少しかかるので、連打しないでしばらく待ちましょう f:id:NeconoDiary:20210826173321p:plain

初期値では左下にカメラのプレビューが表示されます。プレビューで顔を認識しているか確認してください。顔を認識しているとモデルが動きます。 f:id:NeconoDiary:20210826173337p:plain

表示を日本語に変更しましょう。上のメニューの一番右にあるアドバンスUIをクリックします。 f:id:NeconoDiary:20210826174834p:plain

右に追加されたメニューの設定で言語を日本語にします。 f:id:NeconoDiary:20210826174132p:plain

Live2Dモデルを表示する

アバターを選択して、Live2Dモデルに変更します。Live2Dモデルは下の方にスクロールするとあります。 f:id:NeconoDiary:20210826174358p:plain

Live2Dモデルが表示されます。でも、相性などで思ったように表情が出せないことが多いです。特に目や口の開き方が気になると思います。 f:id:NeconoDiary:20210826174409p:plain

「高度なトラッキング」の設定を使って調整します。面倒ですが、これをしないとだいぶ動きに差が出ます。表情のユニットを調整します。(モデルにより大きく異なります) f:id:NeconoDiary:20210826174423p:plain

インプット感覚は最低値・最高値に合わせて目盛りを調整します。目を閉じたとき、通常のとき、で黒い線が動くので、そこに合わせて目盛りを合わせます。 f:id:NeconoDiary:20210826174433p:plain

スムージングは下げると応答が速くなりますが、部位によってはカクカクが目立つので調整してください。私は口と目の開閉は0にします。 f:id:NeconoDiary:20210826174454p:plain

調整がうまくできると、なかなかよく動いてくれます。 f:id:NeconoDiary:20210826174506p:plain

配信ソフト(OBS Studio)の設定例

続いて配信に使う方法を説明します。例として配信ソフトのOBS Studioを使用します。配信では背景が不要なので、クロマキーという機能を使って背景を消します。まず、環境から背景を緑にします。 f:id:NeconoDiary:20210826174525p:plain

緑にしたらブロードキャストを選択します。これによって「FaceRig Virtual Camera」という仮想カメラに映像が出力されます。 f:id:NeconoDiary:20210826174536p:plain

では、配信ソフトのOBS Studioでクロマキーを設定してみます。OBSを起動して、ソースの追加で「映像キャプチャデバイス」を選択します。 f:id:NeconoDiary:20210826174551p:plain

バイスに「FaceRig Virtual Camera」を選択します。そうすると、こんな感じにFaceRigの画面が表示されます。 f:id:NeconoDiary:20210826174608p:plain

「映像キャプチャデバイス」を右クリックしてフィルタをクリックします。 f:id:NeconoDiary:20210826174619p:plain

エフェクトフィルタの中で右クリックして、追加を選択して、クロマキーを追加します。 f:id:NeconoDiary:20210826174638p:plain

そうすると、緑の背景が透明になります。(モデルに緑に近い色があると一緒に透明になってしまうので、その場合は設定値を調整してください) f:id:NeconoDiary:20210826174654p:plain

メイン画面で好きな場所に配置します。 f:id:NeconoDiary:20210826174707p:plain

あとは、ソースにウィンドウキャプチャなどで、放送したい画面を追加すれば完成です。Live2Dモデルを使って、楽しい放送を作り上げましょう。

最後まで見てくださりありがとうございました。

私のモデルも『nizima』サイトに投稿してたりします。
(イラスト画:ソレさん@_solesolesole)
https://nizima.com/item/detailitem/24636

モデルプレビュー動画: youtu.be